医療業界で利用拡大しているチャットボットについて
製薬会社で利用されているチャットボット
様々な場面でチャットボットを利用している企業が多くなってきていると感じる。
木村情報技術株式会社が展開している「DIチャットボット」は、木村情報技術が開発したIBM Watson日本語版を活用したAIシステムを搭載した製品情報検索システムになります。利用者が製品を選択し、質問事項を入力すると、登録されたデータベースの中から、その質問に最も近い回答をAIが判断して提示するとともに、その質問に関連する情報を合わせて提示します。基本的な質問であればこの「DIチャットボット」によって、医療関係者がさらに早急に必要とする情報にアクセスすることが可能となります。
チャットボットとは
チャットボットとは、「人の代わりにロボット(プログラム)が問い合わせに対応してくれるツール」です。
従来の問い合わせには、
- よくある質問ばかりが増えていき、時間が無駄に取られてしまう
- 問い合わせへのハードルが高く、資料請求や見積もりなどの問い合わせを増やせない
上記のような課題がありました。
そういった課題を解決できるツールとして、チャットボットには近年注目が集まっています。
チャットボットには大きく分けて2種類のタイプがあります。
- 機械学習(AI搭載)型
AI(人工知能)を搭載しており、機械学習のできるチャットボットです。今の技術レベルでは人間ほどとはいきませんが、自己判断が可能です。
データを取り込んで学習すればするほど、柔軟な対応が可能になります。
最初の教育コストはかかりますが、将来的には大きな導入効果が見込めるでしょう。大企業のコールセンターやヘルプデスクなどで、導入事例があります。
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シナリオ(AI非搭載型)
AIを搭載していないシナリオ型は、人間が入力したシナリオ通りに対応を行います。
決められた動作しかしないので、突発的な事態には対応できません。その代わりAI搭載型よりコストがかからないので、チャットボットにあまり予算が割けない企業も簡単に導入できます。
また現在は直感的に操作しながらチャットボットを作成できるツールが増えているので、プログラミング知識がなくても簡単に導入できます。
チャットボットのメリット
- 生産性向上
- 自社サイトにチャットボットを導入することで、問い合わせ対応などの工数が削減でき、大幅な効率化につながる効果がある。また、裏でデータ集計ができるので顧客ニーズを把握しやすくなる。
- 問い合わせコスト削減につながる
- 定型的な質問内容であれば簡易的に対応できコスト削減になる。
- 気軽にいつでも質問できる
- 従来の営業時間のみの電話対応ではなくなるので、気軽に質問できる環境となり顧客満足度向上につながる。
- レスポンスが早い
- 電話やメール対応とは異なり、チャットボットへ質問をすると即対応してくれる。
チャットボットのデメリット
- リリースするまでに時間がかかる
FAQ・シナリオ・AIへの類似表現のインプットなど準備するものが必要になる。
すべての質問に回答できるわけではないがかなりの量の想定質問・回答を
用意するなど準備期間が必要である。
無料で利用できるチャットボット
BotEditor
AppSocially株式会社が展開しているBotEditorは簡単なチャットボットの会話シナリオ設計を目指したツールになります。
Webブラウザ上でマウス操作とテキスト入力操作だけで誰もがチャットボットを作成することが可能。また、予めチャットボットの表示条件を設定することによって、ユーザーが入力した内容に応じて動的な回答を表示するチャットボットをプログラムを記述することなく作成することができます。作成したチャットボットは、URLによる配信、Webサイトへの埋め込みより実行できます。Googleアカウントもしくはメールアドレスでのユーザー登録のみで利用が可能。ぜひ一度利用してみてください。