今の「KPI」設定方法で本当に効果的なのか⁉
企業に所属している人たちは日々耳にしている「KPI」という言葉。
この言葉の意味を本当に知っている人はどのくらいいるのでしょうか?
会社が、上司が、先輩が使っている(指示が飛んでくる)から自然と使っているケースが大半ではないでしょうか?本当にそれで納得して「KPI」を設定しているのでしょうか?
なので、今回は「KPI」について深堀りしていきます。
「KPI」の意味
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略で、日本語に訳すと「重要業績評価指標」という意味になります。
KPIを利用するケースは、目標を達成する上で、その達成度合いを計測・監視するための定量的な指標として使用されます。
例えば、
製薬会社に所属しているMRのKPI項目は、
- 説明会の回数(対面・WEB)
- 面談回数(医師・薬剤師など)
- 訪問件数
- 新規採用件数
企業に所属しているスタッフ職のKPI項目は、
- プロジェクト進行度
- チーム内情報発信回数
- セミナー参加回数
などがあります。
KPIに似ている⁉ KGI・KFSとは?
「KPI」を設定する際にKGI・KFCを意識して設定している人はどのくらいいるでしょうか?
実はKPI・KGI・KFCの関係が非常に大切になっていきます。
しかし、KGI・KFS自体聞いたことがない(まさしく私は聞いたことがありませんでした・・・)。
そもそも定義を理解していない。
こんな方は下記に定義を記載していますので確認してください。
【KGI】
KGIとはKey Goal Indicatorの略で、日本語では「重要目標達成指標」という意味に解釈できます。特定の期間において、「何を」「どれくらい」達成するのかといった最終目標を数値で指標化したものです。
具体的にゴールを考えるうえで大切な指標になります。
中間指標に当たるKPI(重要業績評価指標)と共に使われ、最終的な売上・利益・顧客数などが設定されるのです。
【KFS】
KPIに類似している単語に、KFSがあります。
KFSは、Key Factor for Successの略語で、日本語にすると「重要成功要因」という意味。
つまりビジネスを成功へ導く鍵となる重要な要素です。
KFSを数値で指標化したものがKPIに当たると考えてください。
重要業績評価指標であるKPIは「中間目標」。
重要目標達成指標であるKGIは「最終目標」と定義できます。
つまり中間地点の評価指数であるKPIが達成されなければ、最終目標であるKGIは達成できないことになるのです。
しかし、実際の現場では、KPI未達の方がKGIを達成するというケースもあるのはないでしょうか。
このような事態が起こる原因には、まずKPIの設定が間違っていたことが考えられます。
結果良くても次につながる成長にはつながりません。
本来は評価できない結果だと考える人もいます。
特に管理職の人は、人事マネジメントを行う上では、KGIとKPIの関係性を丁寧に考察することが重要です。
KPI設定手順
KPIを設定する手順は
本来は①KGIの設定②KFSの設定③KPIの設定という順に設定していきます。
ただ単にKPI設定をしても意味がありません。
そのKPI項目=KFS項目を達成することで本当にKGIが達成できるのか?
これが大切になっていきます。
まとめ
・KPIだけを設定するのではなく、KGI→KFS→KPIという流れで設定しましょう。