ベトナム・ダナンが最近注目されています。理由は、①日本から6時間で行ける美しいビーチリゾート②リゾートホテルの充実③世界遺産への観光④新鮮なシーフード料理を堪能する⑤家族旅行で利用しやすいなどなど。
ベトナム中部最大の都市として知られるダナン市が様々な面で注目を集めている。先日の米朝会談の候補地とし て名前が挙がった事例もそうであるが、ダナンが持つ特性に対する評価が急上昇。観光から投資といった幅広い分 野で人気が高まっている。成田空港との直行便が毎日就航へと増便(今年1月)、ダナン空港と中部空港との提携(2 月)、堺市との姉妹都市締結(同)、2020年1月には日本領事事務所の開設が予定されるなど、日本との関係強化も進 んでいるがこれも同じ文脈である。
参照：アジア・マーケットレヴュー 2019.4.1より
このような背景で、最近は家族旅行でも人気のエリアです。家族での海外旅行は楽しい思い出になります。しかし、現地で急な怪我・病気をしまった時、どうしますか？近くに病院は？もしかしたらデング熱？言語は？知らないで旅行に行くよりは、知って旅行に行ったほうがより万全です。
今後、ダナン旅行に行かれる方は是非確認してください。
ダナンの概要
1: 通貨・両替
ベトナム・ダナンの通貨は「ドン」になります。2019年8月20日だと１ドン(VND)＝0.0046円(JPY)になります。少しイメージしにくいですが、10000ドン＝約46円です。日本で両替をするよりベトナムで両替した方がレートは良いが紙幣枚数が多くなるのおすすめはしません。ドンへの両替は少額にし、USドルに両替しておく方がおすすめです。
＊日本円換算方法（目安）
ベトナムドンだとかなり桁が多くなる為イメージしにくいと思います。目安ですが日本円換算の方法を記載しておきます。参考にしてください。
＊計算方法：ベトナムドン数値の下二桁の「00」をカットし、半分にすると、日本円になります（目安ですが）。
例）
①10,000ベトナムドン
10000→100→50 約50円
②500,000ベトナムドン
500000→5000→2500 約2500円
2: ベトナムの物価
日本と比較するとかなり物価は安いです。
①タクシー：距離によって変わりますが、相当安いです。ダナン街中だと500円あれば問題無いです。
②飲み物：特にビールは安く設定されおり、50～300円程度です。
③タバコ：日本と比べると破格の値段です。100円～130円程度。
④食べ物：街中のローカルレストランはかなり安いです。ホテルのレストランは割高です。
3: 観光
ダナンと言えば観光リゾートエリアになります。人気観光スポットは、「五行山」「バナヒルズ」「ドラゴンブリッジ」。また、ベトナムにある８つの世界遺産のうち、３つはダナンにあります（世界遺産：ホイアン、ミーソン聖域、フエの建造物群）。
4: 食事
ダナンは港町なので海鮮料理は新鮮で人気です。また、海沿いには、生け簀から好みの魚介を選び、調理法をオーダーすることのできるシーフードBBQ屋台が人気です。値段も安いですが、衛生状態の良いお店に行くことをお勧めします。
5: 便利グッズ・アプリ
上着・帽子・サングラス・電卓・虫除け・常備薬・タクシーアプリ。
涼しいアイテムを求めている人必見！
6: ベトナム語厳選フレーズ
こんにちわ：シン・チャオ
ありがとう：カム・オン
呼びかけの「すみません」：シン・ローイ or エムオーイ！
美味しい：ンゴーンクワー！
お会計お願いします：ティンティエン
さようなら：タン・ビェット
ベトナム・ダナンの医療
ベトナムは、社会主義国家であるため、平等な精神が強く子供や高齢者、低所得者に対しても手厚くフォローしてくれる文化があります。しかし、日本の医療環境・水準と比較すると劣っています。さらに地方の医療環境は都市部と比較して大きく異なり，医療水準の地域格差は近年ますます拡大しているのが現状です。ハノイやホーチミンには、日系クリニックの進出や日本人医療従事者が勤務している医療機関が増加していますが、ダナンには日系クリニックはありません。また、海外旅行傷害保険に加入しておくことが強く推奨されています。
おすすめの病院 in ダナン
1: Vin men international hospital
ダナンのハイチャウ区にある国際総合病院です。総合病院になるので幅広い疾患が対応できるのが特徴です（「がん」「歯科」「麻酔」「リハビリ」「小児科」対応）。
2: Family Medical Practice Danang
ダナンのハイチャウ区にあります。日本語ができる医者はいませんが、希望すると、ホーチミンにいる日本医師が電話で通訳をしてくれます。フィリピン人医師３名が英語で対応してくれます。
HP：https://www.vietnammedicalpractice.com/en/contact-us/danang.html
3: Hoan My Hospital Da Nang
正面玄関から入ると左手に外国人受付があります。冷暖房も完備されており、診察から会計まで優先的に対応してくれます。
HP：https://www.hoanmy.com/danang/en-US/overview
4: Family Hospital
2015年に病棟を新設し清潔感とサービスが向上しました。医療保険適応患者と外国人は専用の待合室に通され優先的に対応してくれます。24時間救急医療サービスにも対応しています。
HP：https://familyhospital.vn/en/home/
基本、ベトナムでは処方された薬は病院内にある薬局で購入します。街中でにある薬局でも購入は可能ですが、薬剤師の知識レベルが人によってかなり違いがあります。正しい薬を提供されない場合もありますので気をつけましょう。
この英語は知っておきましょう
日本語対応できる病院に行けるのがベストだと思います。しかし、緊急で上記の病院に行けない！しかも、ネット環境が整ってなく携帯で調べることができない！近くのローカルクリニック・病院に行くしかないという時に活用してください。
1: 病院の場所・行き方を聞く場合
日本語：近くに病院はありますか？
英語：Is there a hospital nearby?
日本語：行き方を教えてください。
英語：Please tell me the directions.
日本語：歩いて行けますか？
英語：Is it possible to walk?
日本語：タクシーを呼んでください。
英語：Please call a taxi.
2: 症状を伝える場合
日本語：熱があります。
英語：to have a fever
日本語：お腹が痛いです。
英語：I have a pain in my stomach
日本語：下痢をしています。
英語：I have diarrhea
日本語：喉が痛い。
英語：I have a sore throat
その他：発疹→rash 頭が痛い→head hurts やけど→burn 目が痛い→my eyes are hurting
翻訳サイトがやはり便利です。Google 翻訳
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気をつけておくべき病気
1: デング熱
蚊（ネッタイシマカやヒトスジシマカ）を介して感染するウイルス感染症です。とにかく、蚊がいそうな所には行かない！ということを意識してください。2017年の保健省から，国内46都市で183,287人が罹患し30名が死亡しているという報告があります。ワクチンや予防薬はないので，長袖・長ズボンを着用し、防虫スプレーなども使い対策してください。
2: マラリア
ダナン、ハノイ，ホーチミンなどの都市部では、マラリア感染リスクは極めて低いと言われています。しかし、都市部の感染リスクは低いとはいえ，稀に感染したとの報告もあるようなので，蚊に刺されないための対策をしておきましょう。
3: 狂犬病
狂犬病ウイルスを保有しているイヌ，ネコ，コウモリ，サルなどに咬まれる等により感染します。感染報告は、メコンデルタ地域からですが，動物の狂犬病はベトナム全土で確認されています。狂犬病ウイルスを保有している可能性のある動物に咬まれた場合は直ちに傷口を良く洗い，アルコール消毒し，速やかに医療機関を受診して発症を予防するためのワクチン接種等の処置を受けてください。ホイアンの街中には犬が結構いますので気を付けてください。
4: 結核
毎年、ベトナム国内では18万人が感染していると推測されています。2012年度における世界の結核高まん延国22か国の中でもワースト12位（WHO）にランク付けされおり、ベトナムの結核の発症率は日本の約10倍になります。
その他で気をつけること！
1: 食べ物・水
水は飲まない・加熱処理を必ず行う・衛生状態の悪い飲食店には行かないなどを意識しましょう。
2: 熱中症・脱水症
ダナンの気候は日差しが強く熱帯で湿度が高いです。なので、熱中症・日射病には気をつけましょう。水分補給は積極的に摂取しましょう。ポカリスエット・アクエリアスなども街中で販売されています。ちなみにアクエリアスは炭酸バージョンがあるので気を付けてください（特に小さい子供が飲むとき）。また、帽子を用意しておくことも忘れないでください。
3: 日焼け
ダナンはの紫外線は日本よりも強いです。曇りの日でも想像以上強いので紫外線対策は必須です。日焼け止め・日傘・サングラスは必ず準備して持っていきましょう。
外務省HPより↓
まとめ
ベトナム人は親切で、温厚な人が多い国です。困ったときは相談にも乗ってくれますのでわからない時には頼りにして良いと思います。ただし、最低限の情報を知っておいた方が、「緊急事態」という時に焦らずに適正な行動ができると思います。
・日本人が受診できる病院はある。
・総合病院もあるので幅広い病気に対応できる。
・病院内の薬局を利用するのがベスト。
・最低限の英語は知っておく方がベター。
・移動はタクシーがベスト。
以上の５点はチェックしておいてください。
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