医療業界の注目話題

今後の医療業界について

年間数百億円の費用を浮かす方法

年間数百億円の費用を浮かす方法・・・

それは、高齢者らが介護保険サービスを使う際に
ケアマネジャーが作成するケアプラン(介護計画)を有料化にするという案です。

厚生労働省が動き出しています。

現在は、利用負担額0円ですが、実際にかかる作成費用は一人当たり約14000円と言われています。

今まで無料だったのに、何で急に有料化?

原因は、高齢化です。

内閣府が発表しているデータによると、

【2017年】
人口➡1億2671万人。
65歳以上人口➡3515万人。
高齢化率➡27.7%。

え!? 4人に1人以上!?

65歳以上人口を男女別にみると、
男性➡1526万人。 女性➡1989万人。

更に人口は、ますます減ってきます。
高齢化率は・・・
2036年】➡33.3%。
【2065年】➡38.4%
と推計されています。

え!? 2.6人に1人!?

※参考までに
平均寿命は、
2016年 男性80.98年、女性87.14年
2065年 男性84.95年、女性91.35年
と言われています。

このように高齢化の加速が止まりません。
高齢化が進む中、有料化することで急増する
介護サービス費を抑制するのが目的です。

仮に、1割負担で計算した場合、
約1400円を利用者が負担することになります。
年間で計算すると・・・
なんと数百億円の費用が浮きます!!。

厚生労働省が動く意味がわかります。

しかし、有料化になることでデメリットもありそうな気がします。

・人気のケアマネージャーの取り合いが起きる。
・本当は必要なのに、経済的理由で利用できない。
・平等なサービスではなくなる。
・本来の目的である自立支援ではなく
簡易的なサービスを提供する業者が増加する。
・ビジネス目的になる ...etc.

違う案は、本当に無いのでしょうか?
本来は、平等なサービスのはずなのに。